前回ヘビー級注目選手を紹介しましたが、今回はライトヘビー級の個人的注目選手を紹介します。
■グローバー•テイシェイラ(MMA:33-7/UFC:16-5)
御年42歳。先日開催されたUFC267で王者ブラホビッチに挑戦、見事2Rバックチョークを極めて悲願の王者戴冠。世界最強のオヤジ。おそらく最後の王者挑戦、負けたら引退くらいの意気込みで挑んだ試合だろうから祝福したい。また次戦は勢いのあるプロハースカを指名する所もまた男前。
ごめんなさいプロハースカを応援します。笑
ドミニク•レイエスとのタイトルマッチではアンダードッグだったが実際はボコボコにして新王者となる。その後はミドル級から二冠を目指しに挑戦してきたミドル級王者アデサニヤに勝利し強者2人をはね返す。
UFC参戦当時は負け越しでリリースいつでも待ったなし状態でしたが、そこから泥臭く戦い、なんと今では輝かしい5連勝という結果に。エリートだけが世界最強になれる訳ではない事を示した男。2021年10月末に行われたUFC267で1位のテイシェイラと対戦したけど、2Rバックチョークにて敗戦してしまう。あの戦い方には、すみません、ガッカリしました。
■イリー•プロハースカ(MMA:28-3UFC:2-0)
2位。元RIZINファイター。RIZINでは圧倒的強さで相手をノックアウトしてきたが、UFCに来てその強さが本物であった事を完全証明。井の中の蛙では無かった。来年タイトル戦は間違いないと思うけど...果たして。
■アンソニー•スミス(MMA:36-16/UFC:11-5)
4位。JJに敗れてから苦戦が続いたけど、現在3連勝中で全てフィニッシュ勝利。勢いが再燃している。間違いなくコンテンダーの中の1人なんやけど、次こそこの勢いを王者になるまで絶やさないでいきたい所。
6位。この男もそうだった。JJと戦うまではMMA無敗で最強の男の1人だった。JJ戦も、個人的には「負けてはないけど」という印象やったが、そこから全てが狂い始めた。ベルトを懸けたブラホビッチとの対戦では右脇腹を痛めつけられボコボコに。プロハースカ戦ではエゲつないスピニングエルボーを喰らい失神KO負け。現在3連敗中。完全に幻想が崩れてしまったが、意地を見せられるか。
■マゴメド•アンカラエフ(MMA:16-1/UFC:7-1)
7位。現在7連勝中。恐怖のロシア軍団ライトヘビー級代表。ロシア勢はレスリングが強い印象だけど、アンカラエフは打撃を得意としフィニッシュの全てはTKO。オーズデミア戦でもスタンドで終始圧倒し、来年はタイトル挑戦の可能性あり。
11位。寝業のプロフェッショナル。アンカラエフに唯一勝利した事がある。レフェリーコールの時に相手選手まで近づいていくの好き。
蹴り、ジャブを多用しパンチによる強打は少なめ。打撃の対処も不安な所あり。極め力が非常に高く勝った試合は全てフィニッシュでパフォーマンスオブザナイトは6回も獲ってる。
14位。打撃を得意とするアグレッシブファイター。前戦のポール•クレイグ戦までは8戦全勝やったけど、クレイグに腕をへし折られ初敗北。腕を折られてもタップしない根性はアッパレだがなかなか凄惨な試合になった。その晩、クレイグと仲良くなって飲んでたらしい。再起戦に期待。
■ケネディ•エンジーチュク(MMA:9-1/UFC:3-1)
打撃が主体の選手。ではあるんだけど、打倒極防全てにおいて「おいおい大丈夫か⁈」と不安になる。とても技術的にレベルが高い訳ではないんだけど、何故か相手をTKOしてる。UFCレベルでは無いと思うが、その実力は奇跡か?本物か?
■ダスティン•ジャコビー(MMA:16-5/UFC:4-2)
0勝2敗でUFCからリリースされるけど、キック団体GLORYで王者になった後に復帰する。復帰後は3連勝し、この前行われたUFC268でもジョン•アランに判定勝ち4連勝。
ステップを多用しながらのファイトスタイルで、ジャブやカーフ、右ストレートなどを得意とする。ケージレスリングやフィジカルでも強さを見せており、ランキング入もすぐそこまで近づいている。