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UFC Orlando 感想

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■スティーブン•トンプソンvsケビン•ホランド

ホランドはチマエフにコテンパンにされた際、引退を表明したがすぐに撤回。トンプソンは2連敗で勝ったり負けたりを繰り返してる。

打撃と勢いが最大の武器であるホランドも、拳を壊してしまっては何も出来ない。苦し紛れのテイクダウンもランカーのトンプソンには通じず。

全盛期を過ぎたトンプソンではあるが意地を見せた試合。

 

■ブライアン•バーバリーナvsハファエル•ドス•アンジャス

RDAは再びウェルター級挑戦。フィジエフに負けた事、年齢による減量の関係からか。相手のバーバリーナも連勝中だったが、さすがはライト級元王者RDA。ランク外のファイターとはレベルが違った。危なげなく一本勝ち。

 

マテウス•ニコラウvsマット•シュネル

ケイプに僅差の判定勝ちだったニコラウがシュネルに何もさせず2RTKO勝ち。結果的にはフィニッシュ勝利となったが1Rは見合う状態が続き退屈な内容だった。ニコラウは毎試合強くなってる印象があるし、トップコンテンダーになるかもしれない。

 

■タイ•トゥイバサvsセルゲイ•パブロバッチ

ヘビー級にもロシアの強風が吹き荒れる。打たれ強い印象のトゥイバサを打撃で圧倒したパブロバッチ。トゥイバサはガーヌに負けて勢いを失ってしまった。

 

■ジャック•ハーマンソンvsロマン•ドリーゼ

こういう逆転劇もあるのがMMAの面白い所。

一つの判断•ミスが敗北に繋がってしまう。試合ペースを完全に握っていたハーマンソンだがドリーゼのカーフスライサーに掴まりそのままパウンドアウト、TKO負け。

ドリーゼは代打出場でランカーと戦う大きなチャンスを掴み、それを物にした。

 

■DWCS6のメンツがいよいよ活躍し始める

DWCS6でUFCのチケットを獲得したフランシス•マーシャルは今回UFCデビューで見事勝利。今後続々とデビューが決まってるし、CS6出身選手の動向に注目したい。

UFC Vegas65 感想

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■メインの中止
メインがパッとせず、そのメインすらも中止になるというなかなか酷い大会になってしまったUFC Vegas65。
デリック・ルイスは近頃脆さが見えてきて、その立ち位置は完全にトゥイバサに奪われた感がある。スピバグは連勝こそ続いているもメインを飾る程の魅力は今の所感じられない。
今回中止となり、別大会でこのカードが組まれる可能性がある。

 

■ 急遽メインのクテラバvsエンジーチュク
2Rエンジーチュクの膝、決まりはしなかったけどタイミングバッチリだったな。当たれば失神KOレベルだった。クテラバはもうUFCでは厳しいかもしれない。よくてデビュー戦の相手や負け越し選手とのリリースを掛けた試合。
エンジーチュクはテイクダウン、グラウンドに課題ありだが、ライトヘビーは意外と一芸に秀でた選手が多いイメージがあるので、ランクアップしていく可能性があるかも。
それにしてもクテラバを見る度、アンカラエフにボコられた2試合を思い出す。

 

アンドレ・フィアリョvsムスリム・サリコフ
ラウンドを重ねる程打撃に差が出てくる、実力差がハッキリした試合だった。
サリコフの2Rパウンドと3Rボディと頭部へのバックスピンキック、素晴らしい打撃だった。
サリコフは38歳で年齢的にも引退しておかしくない。前戦リー・ジンリャンに負けた時は引退がチラついた事もあっただろうが、今回勝利を収めて再びチャンピオンを目指すか。

 

■ジャック・デラ・マダレナ
ウェルター級期待のマダレナ。打撃を上手く当ててUFC戦績勝ち越しのダニー・ロバーツをTKO勝利。実力を証明させた試合となった。
次戦は誰?ランカーでもぶつけられるか。期待。

UFC281感想

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イスラエル•アデサニヤvsアレックス•ペレイラ
まさか最終ラウンドでこうなるとは予想もしなかった。アデサニヤがポイントアウトで判定勝ちかと思ってた。。ペレイラのプレッシャー強かったな。王者戴冠まで最短距離で行ったね。
ただ、トータルファイターのウィテカー、レスラーのブランソン、ボクレス主体のコスタ辺りとはどう戦うか。これからが本当の腕の見せ所。

 

■ダスティン•ポワリエvsマイケル•チャンドラー
チャンドラーの馬力凄ぇなぁと毎回思う。今回は武器の一つであるレスリングもフル活用して凄味のあるチャンドラーを観る事が出来た。
ポワリエはオールマイティに強いねやっぱり。長年、ライト級トップに君臨し続ける訳だわ。
ただ、マカチェフには勝てない気がする。

 

■フランキー•エドガーvsクリス•グティエレス
レジェンドエドガーの引退試合
ここでスカッと勝って有終の美を飾る事が出来ればいいもんだが、ここは修羅の国。常に若く強い者が現れる。
サンドヘイゲンの膝に続いて今回もグティエレスの膝にて失神KO負け。
家族の前でこの負け方はあまりにも残酷。

 

■ダン•フッカーvsクラウディオ•プエレス
期待の新星の1人、プエレスもフッカー相手にはグラウンドに引き込めなかった。
打撃、テイクダウンが全く通用しない相手には今後も厳しい戦いが続きそう。改善する必要あり。
フッカーはランカーの門番的立ち位置にまで下がってるのも寂しい。

 

■ドミニク•レイエス
この散り方はあまりにも切ない…。
一時期はベルトに手が掛かるレベルまで達したにも関わらず、個人的にはJJ戦も「レイエスが勝ったんじゃないの?」と思えるレベルだったにも関わらず、ブラホビッチ、プロハースカと打撃強者にぶつけられ打ちのめされ、打たれ弱くなってしまった。果たして再起はあるのか。

 

■マット•フレボラvsオットマン•アツァイター
長期ブランク明けのUFC復帰アツァイター負けたかぁ…。ノッてきてプレッシャーかけ始めた所で左のカウンターを被弾。昨年まではライト級ホープだっただけにこの負けは残念でならない。
まぁ、ブランク明けという言い訳も出来るけど、今回何かキレが無かった気がする。次戦頑張ってほしい。

 

■マイケル•トリザーノvsチェ•スンウ
倒し倒されの殴り合いで面白かった。
ブレイキングダウン好きの人はこういう試合からどうぞ。笑

UFC Vegas64 感想

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■ニール•マグニー(#13)vsダニエル•ロドリゲス(#14)

ウェルター新進気鋭の選手の1人であるロドリゲスもここで終了。マグニーという壁は高かった。
なんか見た目と名前でジェフ•ニールとニール•マグニーが混乱してしまう。

 

■グラント•ドーソンvsマルク•マドセン
ドーソンUFC6-0、マドセンUFC4-0の無敗対決。今大会では1番期待してた試合。それなのにドーソンが体重超過をしてしまい、ホント萎える。試合展開もドーソンが終始圧倒。オリンピック銀メダリストをバシバシ倒してコントロールして最後はきっちりフィニッシュ。
強いだけに本当体重超過が勿体ない。
今後ドーソンは何級で行くのだろう。

 

■タギル•ウランべコフ(#15)
フライ級のダゲスタン戦士はやっぱり強かった。というよりも前より強くなっている印象。今回のギロチンはエグい角度で極まってたな。
層の薄いフライ級だけど、こうして面白そうな選手が今後も出てくる事に期待。

 

■マリオ•バティスタ(UFC10-2)
現在3連勝中。強い。ノーランカー相手には圧倒出来るレベルなので、次戦辺りでランカーと当ててほしい。

 

■ジンユ•フレイ(UFC2-3)
RIZIN浜崎朱加と対戦経験のあるフレイは現在2連敗中。相手はUFC3勝4敗のポリアナ•ヴィアナ。フレイは37歳で相手選手は30歳と年齢的に差があるし、厳しい試合だろう事は想像出来たけど予想以上に早々とタコ殴りにされてKO敗。
この敗け方は痛い。
 

 

UFC Vegas63 感想

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■せっかくのメインが…。
UFC280の後の大会という事もあって、小粒揃いの大会。メインのケイターvsアレンは良いカードなだけに、この終わり方はあまりにも悲しい。
ケイターの自爆という形で幕引きとなったこの試合、結果アレンが10連勝になったけど個人的にロドリゲスと観てみたい。

 

■最近のUFCは疑惑判定が目立つ
ジャスティン•ジャコビーvsカリル•ラウントリー。メインの次に楽しみだった試合だが、結果はモヤモヤ。
ジャコビーが手数で圧倒して有効打もジャコビーが多い様に見えたのにラウントリーがスプリット判定勝ち…。
この前のヤンvsオマリーしかりヴォルカノvsホロウェイ2しかりケイターvsエメットしかり、何かよく分からない判定が多い。
他の視聴者がどう思ったかは知らないけど、個人的に納得のいかない判定はモヤモヤが残る。

 

■コンテンダーシリーズ6の選手が登場
先日、コンテンダーシリーズseason6があってたけど、見事勝ち上がったアコスタのUFCデビュー戦があった。相手は4連敗中でなぜ未だにUFCと契約が出来ているのか不明なジャレッド•バンデラ。
コンテンダーシリーズもLFA王者とかが出るレベルでかなり敷居が高くなってるけど、実際はかなり善戦。バンデラ相手に善戦する様ではこの先厳しそうだけど…。

 

■ 不思議?なチョーク
ジョシュ•フレムドvsトレーシア•ゴア。
どちらもUFCレベルにない選手がなぜかメインカードになってるけど、最後は面白い形のギロチンが決まりフィニッシュ。フレムドが不用意タックルに行きすぎた。
 

 

UFC280 感想

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見所満載のカードとなったUFC280も、蓋を開けたら楽しめた様でスッキリしない結果となりました。

 

■チャールズ•オリヴェイラ(1位)vsイスラム•マカチェフ(4位)
まさにライト級頂上決戦。
正直マカチェフがここまでオリヴェイラを圧倒するとは思わなかった。あまりにも強すぎるぞマカチェフ。
長期政権を築きそうな予感がするが、次戦がフェザー級王者のヴォルカノフスキーとの事。
オリヴェイラグラップリングという最大の武器を有効的に使わせてもらえなかった。とはいえ、マカチェフ以外には未だ負ける姿は想像出来ないが。
いっその事、ライト級上位陣は下位ランカー達とそれぞれぶつけてランキンググチャグチャにして欲しい。オリヴェイラ、ポワリエ、チャンドラー、ゲイジーは総当たり戦みたいになってるので。


■アルジャメイン•スターリング(C)vsTJディラショー(2位)
1番拍子抜けな試合。ディラショーは最初のテイクダウンされた時に肩脱臼?グローブをやたら気にしてたのは、実は脱臼を治そうとしてたからなのか。元々怪我をしてたみたい。
それにしてもアルジャメインはデカいな。
ヤンとの試合があったばっかりに情けないチャンピオンみたいになってるけど、実力は十分王者クラスだし、ディラショーが全快の時に観たいが、今回の試合観ると怪我云々関係なくアルジャメインが勝ちそうと思えた試合。


■ピョートル•ヤン(1位)vsショーン•オマリー(11位)
大誤審。こんな事があっていいのかと思うくらい。
オマリーは思ったよりもストライキングで通用してたのは間違いないが、勝利出来る程ではないはず。その他はヤンのペースだった。オマリー自身が1番自覚しているのでは?
これでヤンがUFCから離脱でもしたら、目もあてられない。
両者素晴らしい試合をしただけに、モヤモヤが残る結末となった。

 

■ベニール•ダリウシュ(6位)vsマテウス•ガムロット(9位)
重厚なボクレス対決。勢いのあるガムロットもダリウシュの前では1Rこそ攻めてたけどその後は通用しなかった。
ダリウシュはあくまでレスリングに付き合ってたけど、グラップリングになっても十分戦えるし、そう考えると何度やってもダリウシュが勝ちそう。打撃レベルに大きな差があった。
ダリウシュは次期タイトル挑戦で、マカチェフと観たい。

 

■ベラル•ムハマッド(5位)vsショーン•ブレイディ(8位)
ウェルター級の無敗ルーキーの1人であるブレイディ。
真価が問われる試合やったが手堅い戦いをする地味強ムハマッドには得意のテイクダウンが取れず、スタンドの試合を強いられ有効打を効かされTKO負け。ここでウェルタールーキーが1人脱落かぁ〜。幻想を魅せてほしかったがこれが現実。UFC上位陣は甘くないね。
ムハマッドはヴィセンテ•ルケやスティーブン•トンプソンにも勝って、これは近い将来タイトル戦に挑戦してもおかしくない。

 

■ムハマド•モカエフ
フライ級ルーキーのモカエフ。今大会では圧倒的にオッズ差が開いたこの試合だけど、実際はかなり苦戦してた。テイクダウンは上手いがコントロール面、スタミナ面に不安が残る。とはいえ最後は綺麗にフィニッシュ。
これはまた平良達郎と比べられそう。次戦はランカーとかな?

 

■マゴメド•ムスタファエフvs西川大和
このカードが直前になって消滅したのはガッカリ。やっぱり日本人の試合は観たいよね。
まぁでも、UFCデビュー戦がムスタファエフは公開処刑になる可能性が高かったのも事実だし、、。
事の経緯は不明やが、次回があるならば応援したい。

#堀口恭司

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RIZIN.38で金太郎に2R一本勝ちした堀口。


その強さは健在であったが、ピークアウトしたという声も少なくない。

 

実際に私も緊張しながらツイッターでの実況を観ていた。

 

なぜ?

 

それはRIZIN.18で朝倉海に敗れた事が大きい。
当時も、所謂朝倉海は超格下であり堀口にとって負けるはずのない試合だった。

今回の金太郎戦よりもオッズ差はあったのではないか。

そんな中での敗北は堀口ファンにとって大きなショックを与えた。

 

その後の前十字靭帯断裂と半月板損傷。
もう厳しいのではないかとさえ思った。

 

堀口大怪我後の復帰戦は前回敗れた朝倉海とのバンタム級タイトルマッチ。
蓋を開けてみれば圧勝劇であり、この勢いのままBellatorへと行った。

 

ご存じの通りBellatorで行ったペティス戦、ミックス戦では敗北してしまったが、この2試合に関しては評価を落とす程のものでもないと感じた。
(ペティス戦はショックの再来であったが。)

 

今回の金太郎戦、レベルは一気に下がる。
メジャーリーグセリーグBクラスくらい違う。

ここでの敗北は、朝倉海戦での負けとはまた違う意味があり、ここで負けたら堀口終わりと思われてもおかしくない。

 

1R中盤、堀口の右ミドルにあわせた金太郎のカウンターがヒットしダウン。
観ている側としてはあまりにも心臓に悪い。

 

打撃を貰う様になったのは何故だろうか。
まさにここがピークアウトしたと言われる所以だと思う。
•堀口の反応が悪くなったから
•前ほどのステップがなくなり相手からしたらカウンターを合わせやすくなったから
•怪我の影響で打撃のスピードが落ちたから
•打たれ弱くなっている堀口に玉砕覚悟で一発当てれば勝てる可能性があるから

 

色々な要因があると思う。どれも当てはまらないかもしれないし、どれも当てはまるかもしれない。

 

ただ、ここ数試合での堀口の戦術やはより幅の広がったものとなっている。

 

グラウンド時の対処→ミックス戦では長い時間グラウンド状態で支配されていた。この要因は技術的な所もあるだろうけど、フィジカル差がかなり影響しているのではないかと感じる。ミックスにグラウンドを支配されながら極められなかったのは、相当凄いと思う。

 

テイクダウンを混ぜた戦い→ペティス戦では打撃だけに拘らず果敢にテイクダウンを取っていた。
極める事は出来なかったが、4Rのあの一撃までは完全に堀口が支配していた。

 

極め力→コールドウェル戦でのフロントチョーク、金太郎やケイプ戦での肩固め。グラウンドで塩漬けorパウンドのみならず極める力もある。

 

加えて打撃→ステップを用いたカーフキック、右ストレート、多彩な蹴り、協力なパウンドは純粋にかなり脅威。

 

確かに、近い距離での打撃戦でも一発を貰わない堀口は最近観る事が出来てないけど、打倒極どれでも対応できるMMAファイターとしての完成度はむしろ今の方が観る事が出来ているし、実力はまだまだ衰えていないといえる。


UFCからRIZINに来てからはバンタム級を主戦場としてきた堀口。

しかし、フライ級に戻す事を考えている様子。

そうなれば、やっぱり観たいのがUFCフライ級の再挑戦。

Bellatorがフライ級を新設しようとしてるみたいだけど、それじゃ面白くない。

 

今のUFC王者はフィゲイレード。
1位にブランドン•モレノがつく。
セフードが選手復帰するみたいな話もあるがフライ級にもどってくるかは不明。
正直この3人は強敵になるだろうが、それでも当時のDJの難攻不落感はない。

 

カイ=カラ•フランスやアスカロフの様な一芸に長けた者もいるが、トータル的に見ると堀口が有利。

 

ONEに挑戦してDJにリベンジという見方も面白いが、そこは相棒のモラエスに任せておけばいい。

 

年齢的にもUFC挑戦するならばラストチャンスともいえるぐらいになってきてる。

是非、RIZINに留まらず日本人初UFC王者を目指してほしい。