幻想の消滅
本日行われたBellatorのメインイベント
AJマッキーvsパトリシオ•ピットブル2 では
フェザー級世界最強と云われるAJマッキーを抑えてパトリシオが王者奪還となった。
前戦ではハイキック→アッパー→フロントチョーク(だった気がする)の流れでパトリシオを圧倒し、マッキーの幻想は更なる拡大を魅せた。
この勝利から「UFCでも王者になれる」という期待を持たせてくれ、実際にそう思わせるカリスマ性もあった。
今日の一戦でマッキーはパトリシオと互角以上の試合をするも敗北を喫する。
「マッキー勝っただろ」という声も多くあり、実際に私はどっちが勝っても納得するし敗者側の意見を聞けばそう言われれば確かに相手の方が上だったかも?とも思うし、、
ホントに互角の戦いに思えた。
未知なる強さは本当に魅力的なもので底知れない幻想を抱く。
でも、マッキーだって結局は人間なのです。
パトリシオという超実力者と戦えば2度同じ結果にはならない。
1回目が上手く行き過ぎただけ。
1R開始数分でのあっという間の決着よりも判定決着の方が本来の実力は分かるもので、つまりマッキーはパトリシオと同レベルという事。
でもこれって相当凄いレベルだと思う。
パトリシオとその他ベラトールフェザー級選手はレベルが違った。
パトリシオがズバ抜けていた。そのレベルにマッキーがいる事を今回証明したのです。
「やっぱりマッキーはヴォルカノやホロウェイには勝てないか」「ケイターにも負けそう」
...いやいや、果たして本当にそうか?
ヴォルカノやホロウェイはパトリシオやマッキーを圧倒出来るのか?
パトリシオ&マッキーはUFCのどのレベルかは分からない。
もしかしたらヴォルカノレベルかもしれないし
ケイターやロドリゲスレベル、もしくはその下のレベルかも。
交わってないのでこの試合から想像する事は分からないのです。
幻想消滅というのは確かにそうですが、強さが確定しただけの事。
これは先日バーンズと激闘を果たしたチマエフにも言える事ですね。幻想消滅ではなく強さが確定しただけ。2人はまだまだ伸び代があるだろうし、そういう意味ではまだ幻想が抱ける選手。引き続き期待大の選手であるのは間違いなし。