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UFCライト級22年まとめ

©︎イスラム•マカチェフ(23-1)(12-1)

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王者オリヴェイラ相手にスタンドで圧倒、グラウンドも優勢に進めて肩固めを極めて王者戴冠。UFC11連勝も同時に飾る。この圧倒的強さはハビブを彷彿とさせるもので、どこまで防衛記録を伸ばすか今から楽しみ。しかしながら初防衛戦はPFP1位のアレクサンダー•ヴォルカノフスキー。ライト級王者のメンツを保てるか。

#1チャールズ•オリヴェイラ(33-9)(21-9)

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ヌルマゴ引退後のライト級トップに君臨していた柔術を最大の武器としたファイター。イスラム•マカチェフに負けるまではUFC11連勝しておりフィニッシュ数19はUFC歴代最多。近年、ムエタイスキルもアップし、寝てよし立ってよしの無敵状態だが、弱点は打たれ弱い所。マカチェフ戦では、打撃、寝業ともに封じられ何も出来ないまま肩固めで敗北。再戦では誰とカードを組まれるか、非常に楽しみ。
#2ダスティン•ポワリエ(29-7)(21-6)

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打撃、グラウンド共にハイレベルなオールラウンダー。この5年の内に負けた選手はオリヴェイラ、ヌルマゴのみで他の選手には勝利。去年もマイケル•チャンドラーに3R SUB勝ち。群雄割拠のライト級戦線の中でも確かな実力を持っている無冠の帝王的な立ち位置。ダリウシュの試合を断ったというニュースがあったが、それが本当ならば残念。

#3ジャスティン•ゲイジー(23-3)(6-3)

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別名やりすぎゲイジー。殴っては一撃で相手を失神させる力を持ち、蹴っては相手の足を破壊する超ストライカー。その背景にはNCAAディビジョン1のオールアメリカンに選出される程のレスリング力がある。23勝の内19勝はTKO(KO)、1勝はサブミッションと非常に高いフィニッシュ率。「慎重」なんて彼の辞書にはなし、殴り合い上等。22年はオリヴェイラにあっさりと負けている。

#4ベニール•ダリウシュ(22-4)(16-4)✅

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23年要注目。現在8連勝中。柔術は世界大会銀メダルを何度も獲るレベルであり組み付いたら離さないスタミナとしつこさを兼ね備える。これといった穴もなく、相手側としては攻略が難しいオールラウンダー。ガムロット戦では真っ向からレスリング勝負に付き合い勝利する。彼が次期タイトルコンテンダーで間違いない。

#5マイケル•チャンドラー(23-8)(2-3)

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日本でも名が知れる様になったBellatorを代表する超有名ファイター。「Mr.Bellator」と称されていた。2020年にUFCと契約。ゲイジーと同様タイプの打撃特化型レスラーでワンパンチで相手をマットに沈める力を兼ね備える。ファーガソンを前蹴りで粉砕するが、ダスティン•ポワリエには3R SUB負け。下のランカー達はチャンドラーの首を狙っているに違いない。

#6ラファエル•フィジエフ(12-1)(6-1)

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ムエタイレスリングをベースとしたストライカー。UFC初戦こそ落としたものの、以降6連勝中で5試合連続ボーナス獲得中。前戦ではハファエル•ドス•アンジョスとの激闘を制した。ファイトスタイルが激闘型であり、相手を削って削ってのフィニッシュが多い。次戦がジャスティン•ゲイジーだが、ゲイジーとの打撃戦は非常に危険、どう戦略を立てるか。

#7マテウス•ガムロット(21-2)(4-2)

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KSW元王者で、クレベル•コイケに勝利している。レスリング能力が非常に高くそこに打撃も織り交ぜスタミナもある事から、期待値の高い選手。ツァルキヤンとの激闘は、ハイレベルなMMAレスリングの攻防が存分に楽しめるので是非観ていただきたい。前戦のダリウシュ戦では1Rこそ押していたが以降はダリウシュのペースになり敗北を喫する。

#8ハファエル•ドス•アンジョス(31-14)(20-12)

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UFCで30戦以上をこなす超ベテラン選手。ヘナート•モイカノには判定勝ちを収めるも、フィジエフと激闘の末5RTKO負け。その後ライト級からウェルター級に戦場を移し(以前もライト→ウェルターと移した事がある)、ブライアン•バーバリーナを圧倒する。38歳という事で、ウェルター級を最後の主戦場とするか。

#9アルマン•ツァルキヤン(19-3)(6-2)✅

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23年要注目。精度の高い打撃とレスリング力を武器とするファイターで、4連勝4フィニッシュ中の超ルーキー、ヨエル•アルバレスを無残なまでにボコボコにした試合は悍ましいものであり、ランカーとしての格の違いを見せつけた。アルバレス戦で5連勝し、トップランカーに上りつめようとした所でガムロットと試合を組まれ、激闘の末判定負け。しかしながらこの試合は「ツァルキヤン勝ったのでは?」という声も多く、かなりの接戦であった事は間違いない。前戦もダミル•イスマグロフという強豪と組まれるが、終始コントロールし続けて実力差を見せつける。まだまだ26歳であり、伸び代は十分。

#10ジェイリン•ターナー(13-5)(6-2)✅

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23年要注目。直前5試合は全て勝利し5フィニッシュとノリにノッている。長い手足にハンドスピード、膝蹴りと打撃もいけるしテイクダウンからのチョーク系での一本も得意。その実力から元ランカーのブラッド•リデルを秒殺1本勝利し、見事13位にランクイン入り。今年、更なる高みを目指す。

#11ダン•フッカー(22-11)(12-7)

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今年フェザー級に落としてアーノルド•アレンと戦ったが1R TKO負け。すぐにライトに戻したその試合の相手は、ノーランカーだが5連勝中で、フッカーを倒してランカー入りを狙うクラウディオ•プエレス。個人的にも「プエレスが勝つだろうな」と思っていたが、フッカーが打撃で効かせてTKO勝ち。新鋭相手にベテランとしての威厳を示す試合となった。

#12ダミル•イスマグロフ(24-2)(5-1)

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UFC参戦から無傷の5連勝を飾り、圧倒的実力を見せつけたが前戦のアルマン•ツァルキヤン戦では今まで勝ち続けたスタイルが通用せず完封負け。ツァルキヤンに負けはしたが今後も期待できる選手として注目していた矢先、突然の引退発表。どうやら健康上の理由との事だが、ツァルキヤンに負けたのがよっぽど悔しかったのか。復帰に期待。

#13ヘナート•モイカノ(17-5)(9-5)

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極めの強いグラップラーフェザー級ではランキング上位陣に勝てないと踏んでかライト級に移籍。しかしながらフィジエフやドス•アンジョスには負け、ノーランカーには勝つ。どうやらモイカノはその立ち位置な様子。同じグラップラーであるクラウディオ•プエレスとの一戦は興味深い。

#14ドリュー•ドーバー(26-11)(12-7)

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ド根性ファイター。ランキングの出入りが多い印象。熱いファイトスタイルなので観てて盛り上がる。21年は2連敗していたが22年は3連勝。前戦のボビー•グリーン戦では、グリーンのボクシングテクニックに押されていたが、ドーバーのプレッシャーとパワーでグリーンをマットに沈める。トップ10内に入れるか。

#15グラント•ドーソン(19-1)(7-0)✅

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23年要注目。ブラジリアン柔術黒帯の寝業師。UFCではドローを挟むが7連勝中。前戦のマルク•マドセン戦では、リオ五輪グレコレスリング銀メダリストのマドセンにテイクダウンしまくり3R SUB勝ち、21年のレオナルド•サントス戦は3R残り1秒で相手の下からの攻撃に対して強力なパウンドを打ち込み失神KO勝ち、強烈なインパクトを残している。非常に期待出来る選手だが、欠点は体重超過をよくする事。

 

その他要注目選手

クラウディオ•プエレス(12-2)(5-1)

パディ•ピンブレット(20-3)(4-0)

ヨエル•アルバレス(19-3)(4-2)

テレンス•マッキニー(13-4)(3-1)

マヌエル•トーレス(13-2)(1-0)

マテウス•レベッキ(16-1)(0-0)デビュー前