今回はミドル級の2022年注目選手を紹介します。
現状、トップ15内はアデサニヤに食い散らかされた感のある階級ではありますが、ルーキーだったり期待出来る選手もいるにはいるので紹介します。今年は更なる逸材が現れる事を期待します。
■イズラエル•アデサニヤ(MMA:21-1/UFC:10-1)
チャンピオン。ミドル級では敵なし状態。トップランカー陣は軒並み倒し、ライトヘビーの2冠を狙い当時王者のヤン•ブラホビッチと戦い初黒星が付いている。
打撃主体でテイクダウンディフェンスが優れており、キックボクサーがキックボクサーのままMMAにアジャストした感じの完成形なのかもしれない。
■ロバート•ウィテカー(MMA:23-5/UFC:14-3)
1位。アデサニヤに負ける前までは11勝2敗(5KO)の好戦績だったがアデサニヤの常軌を逸したカウンターを喰らいダウン、そのままTKO負けとなる。その後はティル、キャノニア、ガステラムに3連勝するも実質タフな相手はキャノニアのみ。
テイクダウンディフェンスに優れた打撃型ファイターなのはアデサニヤと同じで、今年2月にリベンジ戦が決定している。借りを返す事が出来るか。
4位。レスリング主体のファイトスタイルで相手を削っていく。スタンドの打撃自体が上手い印象はあんまりないけど、寝かせてからのパウンドは強烈。
シャバージアン、ホランド、ティルらを倒して現在5連勝中。
14位。相手への挑発とトリッキーな打撃が得意。ホランドの試合といえばジャカレイ戦が印象的。下の状態になりながらパウンドでTKO勝ち、落ち目のジャカレイ相手といえどもこれにはビックリだった。2020年は5戦5勝4KOとイケイケだったが2021年は上位ランカーとの試合という事もあってか3戦2敗1ノーコンテストと頭打ち状態。
果たして今年は自身の限界突破なるか。
■ショーン•ストリックランド(MMA:24-3/UFC:11-3)
7位。ユライア•ホールやブレンダン•アレンらに勝ち5連勝中。変則的な打撃をコツコツと当てて行き相手を崩していくファイトスタイル。組みの展開での位置取りも上手く、派手さは無いけど堅実にいく選手なので面白みはないけど、こういう選手が強いよね。
■ドリカス•デュ•プレシ(MMA:16-2/UFC:2-0)
バタバタしながら戦うって感じの印象。デビュー戦は1RTKO勝ち、2戦目は当時3連勝中だった現役警察官トレヴィン•ジャイルズに2RTKO勝ち。スクランブルの展開でも相手をコントロールし自分優位の体勢に持って行く事の出来る、まだ底の見えない選手。
アニメが好きらしい。顔、立ち振る舞い、彼の節々にその片鱗が見え、アニヲタの星代表。
しかしながらそのファイトスタイルはパワフルで、大味な打撃で相手を倒すし逆に倒されるという面白みのある試合をする。
UFCで4戦してるが全てKO決着で、洗練していけばもっと強くなりそう。
ガードを高く上げ、相手の様子を見ながら戦う外見とは似つかわしくない慎重なファイトスタイル。一発一発の打撃が重そう。
12日前代打でブレンダン•アレンを粉砕した実力は本物。寝業の展開になってもアレンを潰していた。
M1王者。強烈な打撃とタフなファイトスタイルが持ち味のファイター。
直近試合、アニヲヲの星ジョーダン•ライトとの殴り合い対決では膝に苦戦しながらもぶん回しフックからのパウンドでTKO勝利を収めた。
非常に楽しみな選手。
■グレゴリー•ホドリゲス(MMA:11-3/UFC:2-0)
LFA王者。打倒極卒なくこなすオールラウンダータイプ。前戦パク•ジュオン戦では両者満身創痍の中、より精度の高いジャブ、ストレート、アッパーで打撃戦を制する。とはいえ、トップコンテンダー争いに入り込めるかどうかで考えると正直期待は持てない。
柔術マスター。世界選手権を幾度となく優勝している柔術のエリート。トップオブトップ。そんな彼はMMAデビューから7戦無敗全フィニッシュ勝利、UFCでも順調に2連勝と圧倒的な強さを見せていたが、2021年2月アンソニー•ヘルナンデスとの試合では、まさかまさかの2R一本負け。アンソニーは1R時点で拳を骨折しており、柔術も紫帯であったが、、これこそMMA。その後の再起戦では一本勝ちをしており、期待度は未だ高い。
キック団体GLORY王者。キックルールではあるがアデサニヤに2度勝利している。まだMMAは5戦しかしておらずGLORY王者ブランドでUFC入りしてるだろうから、UFCでやっていけるかは未知数。
以上。